あにゃまる探偵キルミンずぅ 第三話 リコがブサネコに追い詰められるシーンの微改変SS
そもそもTFシーンや「致す」シーンは書いてないので
年齢制限すら必要ないレベルの駄文。
妄想のメモですね。このシチュで、リコを獣人化させてみたりして絵を描いてみたいもんです。
獣化シーンを綺麗に書けるor描けるネット上の天才たちが羨ましい(笑)
ほんと文才のない人生は地獄だぜ、フゥハハハハハー
リコは、建物の隙間、細い道を進んでいく。視界が少し開けた。
目の前にあったのは柵。進路が失われた。
鳴き声に振り返るとブサネコの姿がある。退路もない。
「まずい。どうしよどうしよぉ。あ、そっか、猫になれば・・・!」
「ぺろりぺろり・・・あかいかいかいかいかい・・・」
手の甲を舐め、後ろ足で頬を掻く。リコは猫の動作を真似た。
「か、かわんない!?」
「ンニャアアオオオオオオ」
「えーとえーと、私は猫になる、なりたい、なれるぅ・・
ねこねこねこねこねこになる、なれば、なるとき、なれええええええ」
リコは必死だった。目を閉じ、祈りながら、全力で地を蹴った。
祈りが通じたのか、彼女の体は猫になり柵を潜り抜ける。
「ハァ・・ぎりぎりセーf・・」
振り返ったリコの瞳に移ったのは、彼女に真っ直ぐ飛び掛ってくるブサネコの姿だった。
「いやあああ」
「ンナーオ」
ブサネコはリコに馬乗りになり、大きく鳴いた。
猫の姿での体格差は歴然。リコは全く動くことができない。
だがそれだけではなかった。
「(動けない・・ううん、動きたく・・ない?)」
リコは自分の感情が理解できない。理性は逃げなければと叫んでいる。
このままでは大変なことになる、そんな予感がある。
しかし、尻尾の付け根に感じる心地よさから離れるのが怖い。
「(怖い・・どうしよう)」
「ナァオ」
ふいに、ブサネコの舌がリコの頬を撫でる。
リコは無意識にブサネコの口元を舐め返していた。
「(怖く、ないの?わたし・・)」
不安が消えていく。同時に思考が鈍っていくことが分かる。
どうしようもなく、どうにかしようとも思えなかった。
リコの中で何かが大きく変わっていた。世界の見え方も。
「ニャア」
リコは小さく鳴いて、自分に乗った立派な雄猫を受け入れた。
-- c l o s e